埼玉新聞

 

<新型コロナ>まさに正念場…知事、営業停止の協力を要請 感染症対策、徹底してない飲食店に 26日から

  • 対策徹底してない飲食店に営業停止の協力を要請

 埼玉県は24日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、飲食店支援事業「Go To イート」について、12月1日から再販売が予定されていた食事券の新規発行予約を一時停止する方針などを確認した。併せて新型コロナウイルス特措法に基づき26日午前0時から当面の間、業界ガイドラインに沿った感染症対策を徹底していない県内飲食店について、営業停止に協力するよう要請する。

 大野元裕知事は24日、記者団に飲食店への営業停止要請について、「休業が目的ではなく、感染拡大防止措置を徹底していただくための措置。県として強い危機感を持ったメッセージとして協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

 イートでは他に、既に販売された食事券と付与されたポイントの利用を一時停止し、利用者に不利益が生じないよう使用期限の延長などを国に要請する。

 大野知事は、21日に1日当たりの新規陽性者が過去最高の173人となり、23日までの1週間の新規陽性者の合計が過去最高の796人となったことを踏まえ、「極めて憂慮すべき状況にある」と警戒。「感染拡大防止に対して県一丸となって取り組む必要がある。まさに正念場」と述べた。

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