イオンモール川口前川の立体駐車場、指定緊急避難所に 川口市とイオンモールが協定 1200台収容可
2020/11/26/00:00
埼玉県川口市とイオンモールは、市内で洪水が発生したり、その恐れがある場合、イオンモール川口前川の立体駐車場を近隣住民のために「指定緊急避難所」とする協定を締結した。市内で民間施設が同避難所に指定されるのは初めて。
市によると、同モール近隣エリアは荒川で洪水が発生した場合、大で3~5メートルの浸水被害が想定されている。同駐車場は3階と4階(屋上)で1200台収容でき、1万5000人が一時的に避難できる。寝泊まりは想定しておらず、移動の安全が確認され次第、小学校などの避難所に移動してもらう。
調印式に出席したイオンモールの三嶋章男常務・営業本部長(62)は「1984年にイオンモール川口(同市安行領根岸)が開業して以来、川口市とは36年間のお付き合い。民間初の指定であり光栄です。地域の皆さまから頼りにされる施設にしていきたい」と話した。
奥ノ木信夫市長は「協定締結に感謝したい。市民に広く周知していきたい」と語った。