埼玉新聞

 

季節感味わって…節分に杉戸でフードパントリー セブンイレブンや地元施設も協力  「笑顔見るとやりがい」

  • 杉戸農業高校の生徒から福豆を手渡された親子=3日、埼玉県杉戸町内

    杉戸農業高校の生徒から福豆を手渡された親子=3日、埼玉県杉戸町内

  • 杉戸農業高校の生徒から福豆を手渡された親子=3日、埼玉県杉戸町内

 すぎと居場所づくり応援隊(寺田竹雄代表)は3日、埼玉県杉戸町内で、必要な人が無償で食品を受け取れる拠点「フードパントリー」を実施した。

 同団体は2019年5月設立。子どもたちの支援と孤立させない居場所づくりを目的に、2カ月に1度の定期配布を中心に活動する。行政や社会福祉協議会との連携で、地元での食品ロス低減と地産地消の促進を目指している。

 今回は特別配布として、アグリパークゆめすぎとや県内のセブンイレブン有志が協力。節分に合わせて恵方巻や福豆を、事前予約した65世帯101人の子どもたちに配布した。

 活動には杉戸農業高校のJRC部、食品研究同好会の学生らも参加。3年生の池田絆さんは「フードパントリーは地域に直接関わる貴重な機会。食品を受け取った方の笑顔を見ると、活動にやりがいを感じる。後輩たちにも引き継いでいけたら」と話した。

 寺田代表は「食というのは、生活する上で一番大切なこと。恵方巻にかぶりついたり、豆まきをすることで、季節感を味わってもらい、親子のつながりも深めてくれるとうれしい」と伝えていた。

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