埼玉新聞

 

懐かしいけど新しい! 女子栄養大生が総菜パン開発「みそポテト+コッペパン」 今後は販路拡大も

  • 笑顔で新商品「みそぽてコッぺ」をPRした女子栄養大生ら

    笑顔で新商品「みそぽてコッぺ」をPRした女子栄養大生ら

  • 笑顔で新商品「みそぽてコッぺ」をPRした女子栄養大生ら

 みそぽてと本舗(埼玉県秩父市)は、女子栄養大学(坂戸市)と連携して秩父地方の郷土料理「みそポテト」をベースにした新商品の総菜パンを開発した。地元食材を使い「みそぽてコッぺ」と「みそぽてくるみコッペ」の2種類を作り上げた。今後は開発を支援した各機関と協力し、販路拡大を進める。

 新商品は、同本舗の「みそぽてと」に、地元の学校給食で使われるコッペパンや社会福祉法人が作ったみそ、クルミなどを組み合わせ、同大生によるレシピを基に考案した。埼玉縣信用金庫(熊谷市)が食材の調達などでサポートした。

 1月27日に秩父市内で5年ぶりに開かれた秩父はんじょう博の会場で試験販売を実施した。当日はレシピを考案した学生らが2種類の総菜パン計200個を一つ一つ丁寧に手作り。レシピを考案した同大食文化栄養学科4年の狩野絢香さんは「秩父地域で愛される食材を一つにして、懐かしいけど新しい商品にしたかった。地域の新たなソウルフードに育ってほしい」と期待を込めた。

 今回の試験販売を踏まえ、同信金では秩父地域の道の駅や地場産業センターなど、市内外の販路拡大を推進する。

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