<新型コロナ>118人感染 高齢者施設で9人、所沢と富士見の病院でも増加 川口の中学校は休校を延長
埼玉県などは28日、新型コロナウイルスの感染者を新たに118人確認したと発表した。内訳は県発表が78人、さいたま市11人、川口市15人、川越市8人、越谷市6人。
これまでに確認された感染者は8222人(チャーター便帰国者含む)、死者は139人(28日午後6時現在)。
28日午後9時時点の重症者は29人、感染者の入院は601人、ホテル療養175人、自宅療養353人。退院・療養終了は6836人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは未就学~90代の男女69人。県内の高齢者施設で40~60代の女性職員5人と70~90代の入所者男女4人の計9人で陽性が判明。同施設では既に60代女性職員の感染が分かっており、同施設関係の陽性者は合計で10人となった。
所沢市の独立行政法人国立病院機構「西埼玉中央病院」に入院する80代女性の陽性が確認され、同病院関係の陽性者は計14人となった。また、富士見市の「イムス富士見総合病院」では、入院患者の90代女性の陽性が判明し、同病院関係の感染者は計15人に増えた。
さいたま市によると、未就学児童を含む40代までの男女11人の感染が判明。うち2人は家族が陽性、別の2人は勤務先に陽性者がいた。未就学男児は両親が陽性で検査したところ感染が判明した。
川口市によると、10~80代の男女15人の陽性が確認された。うち2人は市内中学校に通う女子生徒で、当該中学校はすでに陽性が判明した生徒と合わせて計5人が感染。28日に発表した女子生徒2人のうち1人は同居する家族も陽性だった。市はこの中学校の休校期間を12月1日まで延長し、該当する学年を4日まで閉鎖する。
越谷市によると、未就学男児2人を含む70代までの男女6人の感染が明らかになった。未就学児2人は親族に陽性者がいた。
川越市によると、10~70代の男女8人の感染が判明。40代の女性と10代の男性は親子。5人は同居家族に陽性者がいた。