埼玉県さいたま市が計画を進める大型アリーナ建設などの施策に反対する市民らが、市議会2月定例会開会日の6日、市役所前に立ち、「市民の声を聞いてください」と抗議した。「市長と都市経営戦略会議のトップダウンで施策を進めるシステムを改め、市民の声を市政に生かすシステムの構築を強く求める」とする抗議・要請書を市に提出した。

　参加したのは、与野中央公園の大型アリーナ建設、武蔵浦和地区の義務教育学校、沼影市民プールの廃止や原山市民プールの存続など市営レジャープールの削減、公立保育所削減などに反対する市民グループ約15団体の約90人。

　参加者は市役所前でそれぞれの横断幕やプラカードを掲げて抗議。清水勇人市長や市議らに向けて「市民の声を聞いてこそ、私たちの税金の使い方が決まる」「一方的で市民の声を無視している」と訴えていた。