<新型コロナ>139人感染、深谷の施設でクラスター 上尾鷹の台高校で新たに生徒1人が…他校も広がる
埼玉県などは29日、新型コロナウイルス感染者を新たに139人確認したと発表した。1日に確認された陽性者数としては過去3番目の多さで、初めて4日連続で100人を超えた。感染者の内訳は、県発表が113人、さいたま市10人、川口市8人、川越市6人、越谷市2人。
これまでに確認された感染者は8361人(チャーター便帰国者含む)、死者は139人(29日午後7時現在)。
同日午後9時時点の重症者は30人、感染者の入院は624人、ホテル療養168人、自宅療養379人。退院・療養終了は6912人。
県管轄で詳細が判明したのは未就学~90代の男女82人。深谷市藤野木のケアハウス「あかつき」では新たに入居者の80代女性1人が感染した。同施設の陽性者は職員6人、入居者5人の計11人となり、クラスター(感染者集団)が発生したとみられる。
県教育局によると、これまで生徒1人が陽性と判明していた県立上尾鷹の台高校で、新たに生徒1人が陽性となった。また、西部地区の県立学校の教職員1人、同地区の別の県立学校の児童生徒1人、東部地区の県立学校の児童生徒1人も陽性となった。
さいたま市によると、10~60代の男女10人の感染が判明。会社員の50代男性は陽性の同僚と長時間車で移動していた。高校生の女性2人は同居家族で、他の家族2人が既に陽性と判明していた。
川口市によると、感染が確認されたのは10~80代の男女8人。このうち4人は同居の家族など陽性者との接触歴があった。また、28日に発表した80代女性はクラスターが発生していた「いろは苑」の利用者で、同施設での感染者は計17人となった。
川越市によると、感染が判明したのは30~70代の男女6人。いずれも症状は安定している。入院中の60代の自営業女性は同居家族に陽性者がいた。
越谷市によると、感染が確認されたのは、20代と70代の女性2人。70代女性は家族に陽性者がいた。