埼玉新聞

 

<新型コロナ>2人死亡66人感染、川越の赤心堂病院でクラスター 西埼玉中央病院、蓮田松韻高でも感染

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂町

 埼玉県などは30日、新型コロナウイルス感染者を新たに66人確認し、感染していた男性2人が死亡したと発表した。新規感染者の内訳は、県発表が47人、さいたま市5人、川口市8人、越谷市6人。

 これまでに確認された感染者は8427人(チャーター便帰国者含む)、死者は141人(30日午後7時現在)。

 同日午後9時時点の重症者は31人、感染者の入院は611人、ホテル療養162人、自宅療養327人。退院・療養終了は7122人となった。

県管轄で詳細が判明したのは10歳未満~90代の男女26人。深谷市藤野木のケアハウス「あかつき」では新たに職員1人が感染し、同施設の陽性者は職員7人、入居者5人の計12人となった。

 29日午前判明分のうち富士見市のイムス富士見総合病院の入院患者の感染が判明し、同病院の感染者は計16人に。29日午後判明分では、所沢市の西埼玉中央病院の医療従事者の感染が確認され、同病院の感染者は計15人となった。

 県教育局は30日、県立蓮田松韻高校で新たに生徒1人の感染が確認されたと発表した。東部地区の県立学校と西部地区の県立学校2校で児童生徒1人ずつの感染を確認した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは20~70代の男女5人。2人は家庭内感染だった。このうち30代無職女性は18日に一度検査を受けて陰性となり、自宅待機中の25日に発症して改めて検査を受けて陽性となった。

 さいたま市教委によると、市立小学校の20代女性教諭の感染が判明した。同校は12月1日を臨時休校とする。

 川口市によると、20~90代の男女8人の感染が確認された。また、27日に80代の男性が死亡した。

 越谷市によると、40~60代の男女6人の感染が判明。入院していた市内の男性1人が死亡した。

 また、川越市は30日、同市脇田本町の赤心堂病院で入院患者6人と看護師1人の感染を明らかにした。クラスター(感染者集団)が発生したとみている。男性患者の感染が11月16日に判明し、同28日までに同じ病室で入れ替わりながら入院していた患者5人が感染していることが分かった。

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