埼玉新聞

 

スキンヘッドの市職員ら人気、非公認ユニット「輝き隊」結成しブレイク 効果絶大で地元グルメを優勝させる “輝く頭”がトレードマークの7人、じつは期間限定ユニット「暗い世の中に輝きを」 別名は“選抜 髪セブン”

  • 「見た目」で選抜されたメンバー=上尾市役所

    「見た目」で選抜されたメンバー=上尾市役所

  • ポーズを決める上尾市の非公認ユニット「輝き隊」

    ポーズを決める上尾市の非公認ユニット「輝き隊」

  • 「見た目」で選抜されたメンバー=上尾市役所
  • ポーズを決める上尾市の非公認ユニット「輝き隊」

 上尾市の市職員で構成する非公認ユニット「輝き隊」が活躍している。別名「選抜 髪セブン」。本年度の市制施行65周年を盛り上げるためにスキンヘッドの“輝く”職員たちで結成された。市内で開催されるイベントでは「一緒に写真撮って」と、市民から声をかけられるなど、人気が高まっている。

 メンバーは市職員有志7人。1号から6号までは「輝く頭」がトレードマーク。7号は広報担当として奔走する。昨年5月、ご当地グルメを紹介する地元ケーブルテレビの企画に出演し、「上尾串ぎょうざ」を優勝に導いたことがブレイクのきっかけ。その後、畠山稔市長から「65周年を盛り上げてほしい」との命が下り、非公認ながら公の活動の場に登場するようになった。

 「からだ元気フェスタ」や市民体育祭など、スポーツ振興関連のイベントを中心にラジオ体操を披露するなど盛り上げ役に徹している。上尾シティハーフマラソン開催前には、ラジオ番組にも出演し、大会をPRした。

 6人は普段からこの髪形。「私は少しロン毛」と言う2号(55)は家族の希望で約5ミリの長さを保っているとか。子育て中の6号(35)の妻は美容師。「よくそれで笑われるけど、実は18歳からこれ」と話す。高校のバスケット部時代、髪形を気にして、本気でバスケをしない自分に対し「違うんじゃないか」と思い、スキンヘッドにした。

 輝き隊が出動時に着用する、法被やTシャツは総合プロデューサーを務める小田川史明教育総務部長が原案を担当、市内の印刷会社でデザインしてもらった。「輝・上尾市」と書いて「きらりあげお」。小田川部長は「光と波で心意気を表した。税金を使わず、自費で作っている」と強調。

 輝き隊は、65周年イヤーの期間限定ユニット。11日に行われる第42回上尾市民駅伝競走大会が最後の活動となる。受け付けや会場案内、子どもたちを応援する予定。

 1号で隊長の永沢誠スポーツ振興課長(52)は「暗い話が多い世の中に、元気、勇気、輝きを与えられるよう頑張りたい」と力強く語り、最後に「皆さんから要望があれば延長するかも」と笑った。

 輝き隊への問い合わせは、市広報広聴課(電話048・775・4918)へ。
 

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