埼玉新聞

 

幻のイチゴ、最高の時期に…作付面積1位の本庄で「プレミアムストロベリーマーケット」 10日に初開催

  • 【ちなみ】空1=自然、夏イメージ、日差し

    幻のイチゴ「あまりん」販売 10日、本庄でイベント

  • 【ちなみ】空1=自然、夏イメージ、日差し

 埼玉県内でしか栽培していないイチゴ「あまりん」の作付面積県内1位の本庄市は10日、本庄産あまりんを販売し魅力を発信するイベント「プレミアムストロベリーマーケット」を市役所本庁舎広場で実施する。埼玉産直センターとの共催で初企画し、甘味が最も増すこの時期にアピールする。

 あまりんは「やよいひめ」と「ふくはる香」を交配して誕生した新品種。一株に少量しか実らず、幻のイチゴとも呼ばれている。

 糖度も通常の約13度と比べ、18度から20度と高い。酸味もおだやかで甘みは濃厚、口当たりも良い。深い紅色が映える実はハート型の大粒で最高級のイチゴともされている。

 市内あまりん生産者は13農家で、計275アールで育てている。利根川流域の肥よくな土地で生産していることも同市の特徴だ。同市によると、生産者が果物の老舗専門店「千疋屋」にあまりんを持ち込んだところ、評価されて名前が全国に広まり、作付面積も増えたと説明する。全国から問い合わせがあり、出荷が遅れるほど人気を集めている。

 イベントは午前10時から午後2時まで。あまりんの販売のほか、あまりんを使ったケーキやタルトなどのスイーツもある。本庄産野菜や花卉(かき)なども売られ、本庄産農産物をアピールする。

 問い合わせは、同市農政課(電話0495・25・1177)へ。

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