確実に本物です…偽ルイ・ヴィトンをフリマサイトに出品、男女に販売 容疑の男逮捕「本物かと」/県警
2020/12/04/00:00
海外ブランドの類似商品をフリーマーケットサイトに出品して販売したなどとして、県警生活経済課と本庄署は3日、商標法違反(販売譲渡・譲渡目的所持)の疑いで、熊谷市押切、会社員の男(25)を逮捕した。
逮捕容疑は今年6月中旬から7月中旬までの間、海外ブランド「ルイ・ヴィトン」の偽の財布やバッグ計3点をインターネットのフリーマーケットサイトに出品し、県内の20代女性など20~40代の男女計3人に計14万7500円で販売。9月上旬には、自宅に駐車していた車に、偽のブランド品の手提げバッグ1点を譲渡する目的で所持し、商標権を侵害した疑い。
同課によると、男はインターネットで購入した商品を、幾つかのフリマサイトを使用して出品。出品の際には「偽物なら買取不可になるので、確実に本物です」などと説明して、男女3人に3~7万円で財布などを販売していた。9月に車内から見つかった手提げバッグも同ブランドの類似商品で、サイトに出品済みだった。
6月、県警の情報提供フォームに「偽のブランド品を販売している人がいる」と情報が寄せられ、詳しく調べていた。男の自宅からは、ほかにも偽ブランド品と思われる時計などが見つかっており、同課で関連を調べる。
男は「本物だと思って売っていた。生活費に充てるためだった」などと供述しているという。