埼玉県秩父市大宮の羊山公園で3日、秩父夜祭奉納花火として、計2237発の花火が打ち上げられた。秩父夜祭は新型コロナウイルスの影響で、32年ぶりに屋台や笠鉾(かさぼこ)の曳(ひ)き回しはせず、神事を規模縮小で行った。
花火奉納者はキヤノン(東京都)やキヤノン電子(秩父市)、秩父観光協会秩父支部で、悪疫退散祈願や地域経済の活性化、全国の医療従事者への慰労と感謝のために実施。斎場祭の祭典終了後、屋台や笠鉾がない中、尺玉やスターマインが打ち上げられた。大輪の花が夜空を彩り、見物客約5万6千人(同支部発表)を魅了した。