10日午後10時半ごろ、川越市旭町1丁目、西武新宿線本川越―南大塚駅間の踏切で、市内の会社員男性(60)が本川越発南入曽車両基地行き上り回送列車(7両編成)にひかれ、全身を強く打ち死亡した。
西武鉄道によると、同線は両駅区間で運転を見合わせ、翌11日午前0時55分ごろ再開した。後続列車は最大146分遅れ、上下24本が運休、乗客約9千人に影響が出た。川越署の調べでは、同踏切内で男性がいるのを運転士が発見し、急ブレーキをかけたが間に合わなかったという。現場の状況から同署は、自殺と事故の両面で調べている。