トトロ、2年ぶりよみがえる ときがわ・どんぐり山のモニュメント、軽トラック17台分の杉の葉で新調
2020/12/07/00:00
埼玉県ときがわ町西平の「どんぐり山」で6日、シンボルとなっているスギ製の「トトロ」のモニュメントが2年ぶりに新調され、緑色の体の色がよみがえった。
どんぐり山は、里山保全に取り組む地元のボランティアグループ「どんぐり山を守る実行委員会」(井上秋男会長、会員30人)が管理している。モニュメントはスギの葉を活用、人気アニメのキャラクターを模して制作したもので、高さ3・6メートル、胴回り8・6メートル。
2001年、初登場。以来、どんぐり山のシンボルとして2年に一度、新調しており、今回が11代目。会員が週末ごとに作業を行い、この日、完成した。今回は軽トラック17台分の杉の葉を運んだという。
これまでは、地元の萩ケ丘小学校の児童が解体や、新しいスギの葉の詰め込み作業を体験していたが、コロナ禍で参加を見送った。
里山整備を中心に始まった活動だが、小学生の森林学習の場ともなっている。会員たちは「トトロに地域を愛する心を込めて、子どもたちと一緒に活動できる日が、一日も早く訪れることを祈っています」と話した。