<新型コロナ>91人感染、和光の菅野病院で広がる 深谷の2クラスター女性ら3人死亡 川越で小学校休校
埼玉県などは7日、新型コロナウイルスに感染した男女3人が死亡、新たに91人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が70人、さいたま市5人、川口市7人、川越市3人、越谷市6人。
これまでに確認された感染者は9411人(チャーター便帰国者含む)、死者は159人(7日午後6時現在)。
7日午後9時時点の重症者は27人、感染者の入院は662人、ホテル療養228人、自宅療養572人。退院・療養終了は7699人。
県によると、死亡したのは入院していた70~90代の男女3人。死亡した90代の女性は深谷市のケアハウス「あかつき」の入所者で、同施設の死者は2人目。また、80代の女性は深谷市のサービス付き高齢者向け住宅「カーサファースト」の入所者で、同施設の死者は初めて。
県管轄で感染の詳細が判明したのは未就学児~90代の男女47人。深谷市の90代女性はカーサファーストの入所者で、同施設の陽性者は計37人となった。和光市の菅野病院では40代女性医療従事者と40~80代の入院患者の男女31人が陽性となり同病院の陽性者は計66人となった。
3日に発表した県立がんセンターの50代女性職員は再検査で陰性となり、感染の発生届を取り下げた。
県教育局によると、東部地区の県立学校2校と南部地区の県立学校でそれぞれ児童生徒1人の感染が確認された。
さいたま市によると、感染が判明したのは20~60代の男女5人。30代男性は市内の勤務先で既に陽性者が確認されていた。60代男性は都内にある一般社団法人の職員。60代の女性は都内に勤務する地方公務員。
川口市によると、感染が判明したのは20~70代の男女7人。
川越市によると、感染が判明したのは10歳未満~70代の女性3人。30代女性と10歳未満の女児は母子で同居家族に陽性者がいた。女児が通う市立小学校は7日を臨時休校とし、女児と同じクラスの児童と担任約30人にPCR検査を行う。
越谷市によると、感染が判明したのは、20~90代以上の男女6人。市内の特別養護老人ホーム「キャンベルホーム」では、新たに入所者2人の陽性が判明し、感染者は計9人となった。2人は5日に検査をして陰性だったが、6日に発熱の症状が現れたため再度検査したところ陽性が確認されたという。