部下に不適切な言動をしたとして、埼玉県警が11月末、県警本部に勤務する60代男性警視を本部長訓戒の処分としていたことが8日までに、県警への取材で分かった。
県警によると、男性警視は今年、職場内で部下らに「ばか」などの暴言を浴びせたほか、特定の部下に退職願を書くように促したという。不適切な言動の一部がパワーハラスメントに当たると判断された。職場の関係者からの聴取で判明した。
男性警視は監察官を兼務しており、他の職員へ指導や教養を行う立場だった。部下は退職していないという。
県警監察官室は「発表事案ではないため、コメントすることはない」としている。