<新型コロナ>2人死亡、185人感染 さいたまの中学、放課後活動を中止 和光の病院関連では計74人に
県などは11日、新型コロナウイルス感染者を新たに185人確認し、80代の男性2人が死亡したと発表した。感染者の内訳は、県発表が124人、さいたま市28人、川口市20人、川越市9人、越谷市4人。
これまでに確認された感染者は1万101人(チャーター便帰国者含む)、死者は170人(11日午後7時現在)。
同日午後9時時点の重症者は34人、感染者の入院は631人、ホテル療養267人、自宅療養640人。退院・療養終了は8208人。
県によると、死亡した80代男性のうち1人は富士見市のイムス富士見総合病院の入院患者で、同病院の死者は計4人となった。
県管轄で詳細が判明したのは10歳未満~80代の男女98人。深谷市のサービス付き高齢者向け住宅「カーサファースト」では新たに職員1人と入所者7人の感染が判明し、同施設での感染者は計48人となった。
10日午後判明分では、和光市の菅野病院に勤務する医療従事者の30代男性が陽性となり、同病院関連の陽性者は計74人に。また、富士見市の50代女性は県内の福祉施設職員で、同施設の陽性者は計18人となった。
県教育局によると、東部地区の県立学校で1人の感染が確認された。
さいたま市によると、感染が判明したのは10~70代の男女28人。家庭内感染が2人、勤務先3人、知人2人、感染経路不明は21人だった。さいたま市教委によると、市立中学校の10代男子生徒の感染が判明した。同校は11日の放課後活動を中止した。
同市保育課によると、市立保育園に通う10歳未満の男子児童と女子児童のきょうだいの感染が判明した。父親の感染が分かり検査を受けていた。同園は12日の土曜保育を休園し、通っている園児ら全員は自宅待機となる。
川口市によると、10歳未満の女児から80代の女性まで男女20人の感染を確認。うち10人が家族内感染だったという。重症者はいない。
川越市によると、10~70代の男女9人の感染が確認された。クラスター(感染者集団)が発生した市立野田中学校とは別の市立中学校で男子生徒1人の感染が判明。この男子生徒と同じクラスの生徒2人が9日に陽性と確認されていた。
越谷市によると、感染が確認されたのは、40~90代の男女4人。このうち90代女性は特別養護老人ホーム「キャンベルホーム」の入所者で、川口市判明分の1人を含め同施設での感染者は計19人となった。