埼玉新聞

 

小さく生まれた赤ちゃん、どう育つ 不安なママの支えに 上尾の看護師、家族会発足「一人じゃないよ」

  • 「小さく産まれた子どもと家族の会『一歩』」を立ち上げた川満ひとみさん(右)と1歳10カ月となった次女・夏歩ちゃん=上尾市内

  • 897グラムで生まれた川満ひとみさんの次女。生後3日目に撮影した写真(川満さん提供)

 早産や胎児発育不全により、小さく生まれた赤ちゃんを持つ親の支えになりたいと、埼玉県上尾市の看護師川満ひとみさん(35)が奮闘している。自身も897グラムで次女を出産。「手のひらサイズ」の赤ちゃんがどう育っていくのか、同じ体験をした人が周囲におらず、大きな不安を抱えた川満さん。地域で当事者同士が集まる「居場所」が必要と、早産で生まれた子とその親でつくる家族会を立ち上げ、月1回オンライン交流会を開いている。「孤独や不安の中にいるママに、一人じゃないよ、と伝えたい。その子なりに一歩一歩進んでいく姿を喜び合える会にしたい」と語る。

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