<新型コロナ>2日間で3人死亡246人感染 和光クラスター病院拡大 県立がんセンター、大宮東高で感染
埼玉県などは13日から14日にかけて、新型コロナウイルスに感染していた3人が死亡、新たに246人の感染を確認したと発表した。13日は死亡1人、感染144人、14日は死亡2人、感染102人。14日の感染の内訳は県発表が74人、さいたま市8人、川口市11人、川越市2人、越谷市7人。
これまでに確認された感染者は1万543人(チャーター便帰国者含む)、死者は173人(14日午後6時現在)。
14日午後9時時点の重症者は38人、感染者の入院は652人、ホテル療養229人、自宅療養778人。退院・療養終了は8609人。
県によると、80、90代の男性2人が入院先の医療機関で死亡した。14日に県管轄で詳細が判明したのは10~80代の男女47人で、13日は未就学児~90代の男女63人。13~14日の発表分のうち、和光市の菅野病院では新たに職員2人の陽性が確認され、同病院の陽性者は計83人となった。また県内の障害者施設で新たに職員1人、入所者13人の陽性が確認され、同施設の陽性者は計15人となった。
県立がんセンターでは13日、同病院の40代看護師女性が陽性と確認された。院内に濃厚接触者はいないという。
県教育局は13日、南部地区の県立学校で児童生徒2人、14日には北部地区の県立学校で1人が陽性となったと発表。県立大宮東高校では新たに生徒2人の陽性が確認され、同校の陽性者は計3人となった。
さいたま市によると、14日に感染が判明したのは10~70代の男女8人。市立小学校の10代男子児童を含む3人が家庭内感染。5人は感染経路不明。
川口市によると、14日に感染が判明したのは20~40代の男女11人。90代女性が12日に亡くなった。
川越市によると、14日に感染が判明したのは、40~60代の男女2人。いずれも家族に陽性者がいた。
越谷市によると、14日に感染が判明したのは10~50代の男女7人。うち50代女性はクラスター(感染者集団)が発生した市内特別養護老人ホームの職員。施設では入所者18人と職員5人計23人の陽性が確認された。同施設では3日に90代男性の陽性が判明し、5日までに入所者、職員全員の検査を実施。7人の感染が分かったが、検査後も感染者が見つかり、再度検査を実施している。