埼京線で犯行、複数余罪か…乗客バッグから財布抜き取る、容疑の32歳女を現行犯逮捕 捜査員の目前で犯行
2024/02/20/09:55
JR埼京線の車内で現金が入った財布を盗んだとして、埼玉県警捜査3課と大宮署は19日、さいたま市緑区東浦和3丁目、無職の女(32)を現行犯逮捕した。
逮捕容疑は19日午前8時8分ごろ、武蔵浦和―赤羽間を走行中の埼京線上り列車内で、女性会社員(32)=さいたま市桜区=が持っていたトートバッグの中から現金2821円や財布1個ほか23点(時価計3千円相当)をすり取った疑い。「女性の財布を盗もうとして腕をつかんだことは間違いない」と容疑を認めているという。
捜査3課によると、朝夕の通勤、帰宅時間帯に県内を走る電車内の乗客のバッグから財布が抜き取られる事件が散発。防犯カメラ映像の精査から女が浮上した。県警は内偵捜査や行動確認捜査を実施。警戒に当たっていた複数の捜査員が武蔵浦和駅から、新木場行き上り通勤快速列車に乗ってきた女が女性のトートバッグから財布をすり取った状況を現認し、車内で現行犯逮捕した。
犯行時、女はリュックサックを所持。女性の正面に立ち、リュックで自身の手元を隠しながら、女性のバッグに手を伸ばしたという。
女は「通院費を稼ぐため」と供述していて、県警は詳しい経緯を調べるとともに、県内外で余罪があるとみて捜査している。