勤務先の高校に通う男子生徒にわいせつ行為をしたとして、埼玉県警捜査1課と越谷署は20日、準強制わいせつの疑いで、東京都国分寺市本多2丁目、県内の私立高校元教諭で無職の男（33）を再逮捕した。

　再逮捕容疑は昨年7月5日午前10時15分から午前11時40分ごろまでの間、当時住んでいた越谷市内のアパートに勤務先の高校に通う県内の男子生徒を招き、体を触るなどのわいせつな行為をした疑い。男は取り調べに対して黙秘しているという。

　男は1月31日、勤務先の校内で男子生徒にわいせつな行為をしたとして、同課などに逮捕されていた。その後の関係者らへの聴取で今回の犯行が発覚。生徒の進路指導と称して生徒を呼び出していたという。

　同課などは、ほかにも余罪があるとみて捜査を継続している。

■生徒間で“わいせつ”関するやりとり（以下、初報記事）

　勤務先の校内で男子生徒に対してわいせつな行為をしたとして、埼玉県警捜査1課と越谷署は1月31日、不同意わいせつの疑いで、東京都国分寺市本多2丁目、県内の私立高校の元教諭で契約社員の男（32）を逮捕した。

　逮捕容疑は昨年9月21日午後4時ごろ、同校内で10代の男子生徒の体を触るなどのわいせつな行為をした疑い。「逮捕の理由は分かりましたが、弁護士と相談する」などと認否を留保しているという。

　同課によると、同校の生徒間で男のわいせつ行為に関するやりとりをしていることを学校側が認知し、昨年11月9日、学校関係者が越谷署に「教師が生徒にわいせつ行為をした」と相談した。男はすでに同校を退職しているという。

　同課などは、ほかの男子生徒1人も被害に遭っているとみて、余罪など詳しく調べている。

　また同校によると、男は同校で合唱部の顧問をしていた。同校は「警察の発表情報を精査して、対応を検討している」とコメントした。