埼玉県さいたま市は15日、「市宿泊促進キャンペーン（さいたま割）」の利用について、今月28日～来年1月11日まで一時停止すると発表した。新型コロナウイルスの感染防止で、政府が観光支援事業「GoToトラベル」を全国で一時停止したため、同じ期間を一時停止と決めた。実施要領に都道府県の自粛要請などが出た場合は、キャンセル料を徴収しないとしており、利用者のキャンセル料は無料となる。

　市観光国際課によると、同事業は地域経済の活性化を図る目的で実施。10月15日～1月14日の間、市内約40の宿泊施設を対象に、宿泊料金1室につき3千円を上限に割引し、市が割引に要する費用を補助金として交付する。約1億4700万円の予算を計上し、今月15日までに24の宿泊施設から約1億2900万円の補助金交付申請が出ている。

　キャンペーンの残りは1月12～14日で、この間の運用はGoToの状況を見て判断するとしている。