<新型コロナ>179人感染、和光と川越のクラスター病院広がる 岩槻温水プール監視員、川口の女子高生も
2020/12/17/00:00
埼玉県などは16日、新型コロナウイルス感染者を新たに179人確認したと発表した。感染者の内訳は、県発表が119人、さいたま市24人、川口市18人、川越市14人、越谷市4人。
これまでに確認された感染者は1万894人(チャーター便帰国者含む)、死者は174人(16日午後7時現在)。
同日午後9時時点の重症者は38人、感染者の入院は653人、ホテル療養230人、自宅療養760人。退院・療養終了は8898人。
県管轄で詳細が判明したのは未就学~80代の男女94人。クラスター(感染者集団)関連では、菅野病院(和光市)の60~70代女性入院患者4人が15日に陽性となり、同病院の陽性者は94人となった。
また、県税務課と県農業ビジネス支援課の20代職員男女が同日に陽性と判明した。2人は6日に男性の家族と計4人で会食、その後発熱し検査で陽性と判明した。県民と接する業務ではなく、庁内に濃厚接触者はいないという。
また、外国籍男性らが陽性となったと15日に発表した酪農業は「県内畜産業」だったと訂正した。
さいたま市によると、感染が判明したのは10~50代の男女24人。20代男性は市指定管理施設「岩槻温水プール」(岩槻区本丸)のアルバイト監視員で、市は16日から同プールを休館にした。家庭内感染は7人、勤務先は4人、感染経路不明は13人だった。
川口市によると、10代の女子高生から80代の男性まで男女18人の感染が判明した。
川越市によると、10歳未満~70代の男女14人の感染を確認。クラスターが発生した市内医療機関に勤務する40代看護師が陽性と分かり、市立小学校の女児の感染が判明した。
越谷市によると、感染が確認されたのは、20~50代の男女4人。このうち3人は家庭内や職場に陽性者がいた。