埼玉新聞

 

電話切らせた埼玉縣信金の職員、詐欺から女性守る 偶然女性宅を訪問中 20分後再び電話、娘婿装うも阻止

  • 右から勝島慎一署長、石井知香さん、堺忠さん、岡本亜由美さん(東松山署提供)

 特殊詐欺被害を未然に防いだとして、埼玉県の東松山署は、埼玉縣信用金庫川島支店(堺忠支店長)と同職員の石井知香さん、同金庫彩りプラザ川越職員の岡本亜由美さんに感謝状を贈った。

 石井さんと岡本さんは11月6日午前10時ごろ、川島町の女性(83)宅を仕事で訪れ、近くに住む娘(57)と共に説明をしていた。同11時30分ごろ、女性宅に電話があり、電話の内容からおいを装った「オレオレ詐欺」を疑い、女性に電話を切らせ、110番通報をしてもらった。

 さらに20分後、娘婿を名乗る男から「郵便局から電話があったか」などとの電話があり、娘に応対してもらい、詐欺被害を未然に防いだ。

 勝島慎一署長から感謝状を受け取った3人は「詐欺からお客様を守ることができて良かった。これからもお客様を守れるように努めたい」と話した。

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