埼玉新聞

 

<新型コロナ>3人死亡196人感染…岩槻温水プール、県立がんセンターで新たに さいたま市立小は休校

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂町

 埼玉県などは17日、新型コロナウイルス感染者を新たに196人確認したと発表した。一日に確認された感染者数としては、12月12日の199人に次ぐ多さ。80代の男女3人が死亡した。感染者の内訳は、県発表が119人、さいたま市35人、川口市18人、川越市9人、越谷市15人。

 これまでに確認された感染者は1万1089人(チャーター便帰国者含む)、死者は177人(17日午後6時現在)。

 17日午後9時時点の重症者は38人、感染者の入院は661人、ホテル療養236人、自宅療養813人。退院・療養終了は9008人。

 県によると、80代の男女2人が入院先で死亡した。県管轄で感染の詳細が判明したのは未就学児~80代の男女101人。クラスター(感染者集団)関連は、菅野病院(和光市)の40~90代の入院患者4人が16日に陽性となり、陽性者は計98人に。吉見町の30代男性と50~70代男女は県内障害者施設の職員と入所者で陽性者は計21人となった。

 県立がんセンター(伊奈町)の看護師の20代女性が陽性となった。センター内に濃厚接触者や感染が疑われる症状のある人はいなかった。東部と南部地区の県立学校で児童生徒各1人が陽性となった。

 さいたま市によると、市内の医療機関に入院していた80代男性が16日に死亡した。市内の死者は17人目。感染が判明したのは10歳未満~80代の男女35人で、同市の一日の発表で過去最多。クラスターが発生した彩の国東大宮メディカルセンターで、入院患者のいずれも80代女性3人と20代女性医療従事者1人の感染が新たに判明。患者3人は陰性だったが、2回目の検査で陽性判定が出た。同病院の感染者は計15人となった。90歳以上の女性は高齢者施設の入所者で、既に1人が感染している。10歳未満の男子児童が通う市立小学校は18日を臨時休校とする。市指定管理施設岩槻温水プールの20代女性アルバイト監視員の感染が判明し、感染者は2人となった。市は医療機関から発生届が取り下げられ、感染数を1人減じると発表した。

 川口市によると、感染が判明したのは20~80代の男女18人。重症者はいない。

 川越市によると、感染が判明したのは10~80代の男女9人。クラスターが発生した市内医療機関に勤務する30代事務員の陽性が判明した。

 越谷市によると、感染が判明したのは10~50代の男女15人。うち4人は家族に陽性があり、検査で感染が判明した。

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