苦渋の決断…埼玉で何百年も続く「天気占い」休止や廃止へ 若者流出、高齢化、どうあがいても復活できない 「休止」だと再開を期待してしまうので「廃止」した街も 占いの協力者、気軽に地元以外から集められない理由
2024/02/22/13:15
埼玉県小鹿野町で江戸時代から続くとされる2月の伝統行事「出原の天気占い」(県指定無形民俗文化財)と「伊豆沢の天気占い」(県選択無形民俗文化財)が、後継者不足を理由に今年から「休廃止」になることが分かった。共にコロナ禍の影響で2021年以降、中止が続いていた。深刻な過疎化に悩まされている地域の伝統行事で、関係者は「無理に再開しても、何年も持たないのは目に見えている」などと苦しい胸の内を明かした。