東松山市岩殿の県こども動物自然公園でこのほど、昨年3月と4月に生まれたコアラの赤ちゃん2頭の名前が「リリー」（メス）と「ピリー」（オス）に決まった。

　リリーの両親は、コロン（オス、4歳）とドリー（メス、6歳）。ピリーの両親は、ピノ（オス、3歳）とジンベラン（メス、6歳）。コアラの赤ちゃんは生まれるとすぐに母親のお腹の袋に移動し、約半年間、袋の中で過ごす。10月上旬から中旬にかけて、初めて顔を出した。

　2月中旬に動物園で用意した5組（2頭の名前で1セット）の名前候補から、来園者に投票してもらい、最も票を集めたのがコアラのふるさと豪クイーンズランド州のユーカリの木の下に咲く花「リリーピリー」にちなんだ「リリー」と「ピリー」だった。

　同園では「2頭は屋内展示室で、とても元気な姿を見せていますので、ぜひ会いにきて」と呼び掛けている。

　今月上旬には「リリー」と「ピリー」に投票した中から抽選で5人を招待、名付け親認定式を行った。