苦情…ごみ飛び散り、騒音、振動、汚水流出も 悪臭、火災も防ぐため「ヤード」規制、越谷市が条例案を提出へ 先行した“さいたま市”参考に作成 無許可営業、虚偽報告は罰金
2024/02/24/10:51
越谷市は21日、再生資源物を屋外保管する施設「ヤード」の規制に関する条例案を発表した。騒音や悪臭、火災の発生を防ぐことが目的。26日開会の市議会3月定例会に提出する。
再生資源物は金属やプラスチックなどの材質を原材料とするもので、廃棄物処理法の廃棄物に該当しない有価物となり、規制の対象外だった。
市廃棄物指導課によると、ヤード関連の事業所は市西部の出羽地区などで26カ所確認されている。市民からは直近3年間に、騒音と振動が12件、そのほか汚水流出やごみ飛散などの苦情が寄せられていた。
市は今回、今年2月に施行したさいたま市の例を参考に条例案を作成した。
条例は、事業所に住宅から100メートル離して立地することや、緑地帯の設置などを求める。無許可営業や虚偽報告は罰金を設ける。
可決されれば7月からの施行を予定している。