埼玉初の無償化へ!病児保育の利用料、4月から実施 鶴ケ島市、坂戸市が発表 親が仕事中に預けられて便利 坂戸市、東松山市と日高市の施設も対象に追加 子育て環境が充実
2024/02/24/10:51
鶴ケ島市と坂戸市は21日までに、病児保育の利用料を4月から無償化する、と発表した。開会中の市議会3月定例会に提案した2024年度一般会計当初予算案に、鶴ケ島市は2023万円、坂戸市は942万円の事業費を盛り込んだ。両市によると、病児保育の無償化は県内初。
両市は、坂戸鶴ケ島医師会に所属する厚友クリニックが鶴ケ島市五味ケ谷に開いた病児保育室トゥインクルで、17年4月から利用料の支援を始めた。病児保育室は、子どもが通っている保育所などを病気やけがで休む場合、仕事がある保護者が勤務中に預けられる施設。両市は生後6カ月~小学6年生の子どもを持つ保護者を対象に、利用料1日4200円のうち2200円を補助してきた。坂戸市はその後、東松山市と日高市にある2施設も対象に追加。同様の支援を行っている。
これまで保護者が支払っていた上限2千円の負担分についても、両市は新たに事業費を拡大して予算を計上。病児保育無償化によって、子育て環境の充実を図っていく。