埼玉新聞

 

<新型コロナ>161人感染 クラスターの施設、再検査で11人判明 さいたま市立小の図書館司書も

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂町

 埼玉県などは20日、新型コロナウイルスの感染者を新たに161人確認したと発表した。内訳は県発表が124人、さいたま市23人、川口市7人、川越市2人、越谷市5人。

 これまで確認された感染者は1万1675人(チャーター便帰国者含む)、死者は177人(20日午後7時現在)。

 20日午後9時時点の重症者は40人、感染者の入院は672人、ホテル療養239人、自宅療養1018人。退院・療養終了は9408人。

 県によると、県管轄で詳細が判明したのは10歳未満から80代の男女124人。クラスター(感染者集団)関係では、吉見町や東秩父村の30~80代の男女11人は同じ県内障害者施設の入所者と職員。1度目のPCR検査では陰性だったものの、施設内で陽性者が多数確認されたため、再検査を行い陽性が判明した。同施設の陽性者は計56人。別の障害者施設で、久喜市の20代と50代の女性利用者2人が新たに陽性となり、同施設の陽性者は計14人となった。

 新たに県内医療機関の職員で戸田市の40代女性2人が陽性となり、同医療機関の陽性者は計8人となった。

 県教育局によると、西部地区で18日、東部地区で19日、新たに県立学校の児童生徒各1人の陽性が確認された。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10~70代の男女23人。30代女性は市立小学校の図書館司書で、濃厚接触者はいないと判断され、同校は通常通り教育活動を行う。40代女性は医療職で勤務先の医療機関で2人目。家庭内感染は9人、感染経路不明は11人だった。

 川口市によると、感染が判明したのは10~50代の男女7人。10代男子高校生を含む5人は家族や知人の感染が判明していた。

 越谷市によると、感染が判明したのは20~50代の男女5人。家庭内感染が2人、知人が1人、感染経路不明が2人だった。

 川越市によると、新たに感染が判明したのは、40代の会社員と20代のパート販売員の男性2人。現在、症状は安定しており、入院を前提に自宅療養している。いずれも感染経路は不明。

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