水道料金、平均23・4%引き上げ…ふじみ野市「逆ザヤ」続き経営圧迫 きょう開会の市議会に条例改正案を上程
2024/02/26/09:57
埼玉県ふじみ野市は、一般家庭や事業系を含めた水道料金を1カ月平均約23・4%引き上げることを決めた。
水道1立方メートルを給水する原価が供給単価を上回る逆ザヤが続き、配水池耐震補強や老朽管の更新事業などで多額の費用が必要な中、原油価格の高騰などが経営を圧迫しているという。
26日開会する3月議会に水道料金を改定する条例改正案を上程。可決されれば、10月から施行し、12月以降の検針分から適用する。
市によると、夫婦と子ども1人の一般家庭が13ミリ口径で1カ月20立方メートルを使用した場合、現行は基本料金238円と従量料金1520円に消費税を加えた1933円を支払っている。
改定により、同世帯は基本料金357円と従量料金1790円の税込み2361円に変更される。