埼玉新聞

 

<埼玉西武だより>ドーム前にそびえる球体の正体は 目玉はローラースライダー!迷路やクライミングも

  • 来年3月にオープンするメットライフドームの屋外遊戯施設(球団提供)

 しばらくメットライフドームを訪れていないレオ党には見慣れない建造物だろう。

 場所は旧三塁側入場門の手前。西武球場前駅の改札を出ると、ドームに向かって右手前に丸いカラフルな球体がそびえている。

 そのエリアには、滑り台が曲線を描き、長いローラースライダーのようなものが出現している。どうやらこの一帯は、レオ党ジュニアが遊べる屋外遊戯施設のようだ。

 来年3月、大規模改修工事が終わるメットライフドームのグランドオープンと同時期に稼働する「テイキョウキッズフィールド」。延べ面積1000平方メートルを誇る屋外遊戯施設が今、その正体を着々と現しつつある。

 一番の目玉は何といっても、高さ5・5メートルから滑り降りる迫力満点のローラースライダーだ。

 大きく曲線を描くブルーのスライダーは、滑り始めた直後は右手にドームのグラウンドを見下ろすが、間もなく左に方向転換し、今度は左手に西武球場前駅の改札から新しくできるゲートを通過する客の列を望みながら降下していく。

 心地良いだけではない。そこから見る十数秒の風景で、メットライフドームのグランドオープンを感じることができるだろう。

 その他にも、迷路やクライミングをして遊べるコーナーもあり、楽しみ方はさまざま。エリア全体がボールパーク化する目玉の一つとして、「テイキョウキッズフィールド」が誕生するのだ。

 メットライフドーム周辺には、以前からバラエティーに富んだ観光スポットがあった。球団の広報部員は「少年時代、他球団のファンの友達を誘ってこの球場へ来た時に『西武の本拠地はファンが楽しめる施設が多くていいよね』と言われ、鼻を高くしたことをよく覚えています。メットライフドームには、どの時代においても小さな子どもが遊ぶ場所があり、ファミリーでもお楽しみいただけるとても誇れるところだと思っています。多くのお子さんには、新しいボールパークの景色を大いに楽しんでいただきたいです」と呼び掛けている。

 (埼玉西武ライオンズ広報部・田代裕大)

ツイート シェア シェア