埼玉新聞

 

浦和、新監督にロドリゲス氏 目指すサッカーは激しく闘うスタイル「頂点に立てるよう力尽くす」

  • J1浦和、新監督にロドリゲス氏

 J1浦和は22日、新監督に今季J2徳島を昇格に導いたリカルド・ロドリゲス氏(46)が就任すると発表した。

 スペイン出身のロドリゲス氏は、1998年に母国で指導者生活をスタートさせると2017年からは徳島を率いて、今季はJ2初優勝とJ1昇格を果たした。J2リーグ通算成績は80勝40分け48敗。引き続き指揮を執る天皇杯全日本選手権を最後に退任する。

 来季に向け、ロドリゲス氏は浦和を通じ「浦和レッズのような偉大なクラブで仕事ができることをうれしく思う。目指すサッカーは、攻撃はアグレッシブに、そして守備においても激しく闘うスタイル。勝利を重ねて、頂点に立てるように力を尽くす」と決意を示した。

 浦和は今季13勝7分け14敗の10位と2季連続の2桁順位。「3年計画の1年目」として掲げたアジア・チャンピオンリーグ(ACL)の出場権獲得に届かず、シーズン途中の11月25日、大槻毅監督の今季限りの退任を発表していた。

 新監督の選定と招聘(しょうへい)について、戸苅淳フットボール本部本部長は、今季の課題と22年のリーグ制覇を視野に行ったとし、「20年に掲げた『即時奪回』『最短距離でゴールを目指す』サッカーに、常に『主導権』を持ち、より『攻撃的』でハイブリッドなサッカースタイルの実現」を挙げ、「チームの成長とともに、選手の成長、チームスタッフの成長、クラブの成長、そして監督自身の成長を、クラブ主導で、監督の力を借りて実現していく」とコメントした。

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