<新型コロナ>50代含む6人死亡 251人感染…戸田中央総合病院、さいたまクラスター店、埼玉大学でも
埼玉県などは24日、新型コロナウイルスの感染で新たに6人が死亡、251人の感染を確認したと発表した。一日に確認された感染者数としては23日の230人を超え、過去最多を更新した。県が50~80代男女5人、川越市が70代女性1人の死亡をそれぞれ発表。感染者の内訳は、県発表が173人、さいたま市44人、川口市18人、川越市9人、越谷市7人。
これまでに確認された感染者は1万2466人(チャーター便帰国者含む)、死者は192人(24日午後7時現在)。
23日午後9時時点の重症者は40人、感染者の入院は669人、ホテル療養248人、自宅療養1158人。退院・療養終了は9724人。
県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女146人。クラスター(感染者集団)関連では、戸田市の戸田中央総合病院の入院患者11人と職員2人が感染し、同病院では55人となった。東松山市の50代男性は県内障害者施設の職員で、同施設の感染者は61人に上った。上尾市の20代会社員男性は既に感染が確認された同僚5人と会食に参加していた。
県西部地区と北部地区の県立学校では、それぞれ児童生徒1人の感染が判明。埼玉大は学生1人が感染したと発表した。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女44人。70代と60代の男性は、2人の感染が判明している市内の高齢者施設の入居者。市外で70代男性の入居者も感染が確認され、感染者は計5人となった。70代と50代の男性は、クラスターが発生した「パブスナック ウェルカム」の利用客で、感染者は計22人となった。家庭内感染は10人、勤務先は7人、感染経路不明は19人だった。
川口市によると、10代の小学校男子児童から70代の無職女性まで男女18人の感染を確認した。男子児童は市立小学校だが、感染経路が家族内感染のため、学校関係の対応はしないという。
越谷市によると、新たに感染が確認されたのは、20代~90代以上の男女7人。このうち90代以上の女性2人はクラスターが発生した介護老人福祉施設「キャンベルホーム」の入所者で、同施設での感染者は計29人となった。
川越市によると感染が確認されたのは9人。治療していた70代女性が23日に死亡。クラスターが発生した赤心堂病院に入院していた患者という。9日に感染が確認され、別の医療機関に転院していた。