<新型コロナ>265人感染 クラスターの戸田中央総合病院、さいたまの施設で新たに 科捜研の職員も
埼玉県などは26日、新たに265人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が161人、さいたま市61人、川口市29人、川越市7人、越谷市7人。
これまでに確認された感染者は1万3029人(チャーター便帰国者含む)、死者は193人(26日午後6時現在)。
25日午後9時時点の重症者は46人、感染者の入院は717人、ホテル療養272人、自宅療養1294人。退院・療養終了は9991人。
県によると、県管轄で詳細が判明したのは、未就学児~100代の男女141人。クラスター(感染者集団)関連では、戸田市の戸田中央総合病院の患者11人と職員6人の感染を確認し、同病院関係で計93人となった。和光市の菅野病院では入院患者1人の陽性が判明し、同病院関係の感染者は計101人となった。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女61人。クラスターが発生した高齢者向け住宅では、施設のデイサービスを利用していた80代男性の感染が判明した。外部の利用者は男性のみで、13日と15日にサービスを利用していた。症状は軽症という。また同じ高校の部活に所属する女子生徒4人の陽性が分かった。
川口市によると、感染が判明したのは未就学児~80代の男女29人。うち男女8人の感染経路は同居する家族。未就学児男児2人と30代女性のは、すでに陽性が判明した30代男性の同居家族。
川越市によると、感染が判明したのは20~70代の男女7人。いずれも症状は安定している。
越谷市によると、感染が判明したのは20~60代の男女7人。うち3人は家族や職場で陽性者が出ていた。
県警によると、科学捜査研究所の30代の技術職員男性が感染した。所属職員に濃厚接触者はなく、業務への影響はないという。