埼玉新聞

 

<新型コロナ>再び50代含む6人死亡 211人感染…忘年会に感染者が 陰性男性が急変、死後に陽性判明

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂町

 埼玉県などは27日、新型コロナウイルス感染者を新たに211人確認したと発表した。日曜日に確認された感染者数としては過去最多。また、50~80代の男女6人(年齢非公表1人含む)の死亡が確認された。新規感染者の内訳は、県発表が152人、さいたま市34人、川口市17人、川越市5人、越谷市3人。

 これまでに確認された感染者は1万3240人(チャーター便帰国者含む)、死者は199人(27日午後7時現在)。

 26日午後9時時点の重症者は46人、感染者の入院は723人、ホテル療養273人、自宅療養1446人。退院・療養終了は1万129人。

 県管轄で詳細が判明したのは10歳未満~80代の男女125人。戸田市の戸田中央総合病院では医療従事者の20代女性1人が感染し、同病院関連の感染者は計94人に。吉見町の男女は県内障害者施設の入所者で、同施設では計65人、別の県内障害者施設では入所者の女性が感染し計16人となった。加須市などの女性4人はこれまでに複数の感染者が出ている県内運送会社のアルバイトだという。

 県教育局によると、県立ふじみ野高校で新たに生徒8人が感染し、同校の感染者は計11人となった。8人はこれまで感染が確認された生徒と部活動などが一緒だった。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女34人。50代男女と女子中学生は同居家族で、これまでに感染が判明していた別居家族と接触があった。大学生の男性は音楽関係のサークル活動、30代の自営業女性は忘年会でそれぞれ感染者と接触があったという。

 川口市によると、感染が判明したのは小学生2人を含む10歳未満~60代の男女17人。うち50代男性と10歳未満の女子児童は同居家族に陽性者がいた。別の50代男性は陽性となった知人と接触があった。また、80代男性が24日に死亡した。

 越谷市によると、感染が判明したのは20代の男女3人。うち1人は知人に陽性者がいた。

 川越市によると、20代~80代の男女5人が感染し、80代男性が死亡した。男性は家族に陽性者がいて1回目のPCR検査で陰性となったが、自宅で健康観察中に容体が急変。死亡後、再検査で陽性となった。

ツイート シェア シェア