埼玉新聞

 

歳末大売り出し、越谷市場で 一般客に開放 刺し身用の魚、おせち用食材が売れ筋「良いものが安く買える」

  • 新鮮な海産物を求める買い物客=27日、越谷市場

 埼玉県越谷市流通団地3丁目の越谷市場で27日、毎年恒例の「歳末大売り出し」が行われた。正月用の食材などが特売され、新年に備えて買い物に訪れた客の姿が見られた。

 同市場は東部流通センターが運営、管理する県内有数の地方卸売市場。青果や鮮魚、肉、総菜、日用雑貨などを販売する店舗が集まり、一般客にも開放されている。

 青果卸売業の「大浦商店」では、正月に欠かせないミカンや、地元特産のクワイなど旬の食材がずらり。「縁起物のクワイは素揚げにすると手軽においしく食べられます」と大浦康幸社長(65)。

 鮮魚など食材卸の「フジシゲ」では、刺し身用の魚やおせち用食材が売れ筋だという。須藤一也社長(59)は「今年はコロナの影響があったものの、一般消費者の方に多く来ていただいた。実際に商品を見て、安心して買い物してもらいたい」と話していた。

 海産物などを購入した女性は「良いものが安く買えるので毎年来ている。おせちを作って、お正月は自宅でゆっくり過ごします」と話していた。

 歳末大売り出しは30日まで。31日~1月4日は休業となる。問い合わせは東部流通センター(電話048・987・3103)へ。

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