多くの企業や行政が仕事納めを迎えた28日、埼玉県内医療機関では医師や看護師らが新型コロナウイルス感染拡大の緊迫感の中で忙しく働いていた。
川口市内の病院では30日から一般外来が休診となるため、29日が仕事納めとなる。例年は職員が1カ所に集まって労をねぎらっていたが、今年は感染対策のため取りやめる見通しという。30日以降も救急と新型コロナウイルス関連の診療や検査は続ける。
救急外来の医師は「患者が多くめちゃくちゃな状況で、骨折の患者でも場合に応じてPCR検査するなど(感染対策に)手間もかかる。忙しくて平和な仕事納めという雰囲気では全くない」と疲れをにじませた。