埼玉新聞

 

4年半ぶり“向こう側”へ 工事中に台風で損傷の清川橋「立派な橋に生まれ変わった」 飯能で開通式

  • 架け替え工事を終え開通式が行われた清川橋=1日午前、埼玉県飯能市内

    架け替え工事を終え開通式が行われた清川橋=1日午前、埼玉県飯能市内

  • 架け替え工事を終え開通式が行われた清川橋=1日午前、埼玉県飯能市内

 2019年の台風19号で被災し通行止めとなっていた埼玉県飯能市の「清川橋」が架け替え工事を終え1日、約4年半ぶりに開通した。

 清川橋は成木川に架かり、同市前ケ貫と落合の両地区を結ぶ市道の橋。市道は緊急輸送道路にも指定されている。

 市が2017年度に定期点検を行った際、土台部分のコンクリートが劣化し「早期に措置を講ずべき状態」であることが判明。19年度から架け替え工事に着手したところ、10月の台風19号の影響で一部が損傷したため、全面通行止めとなった。

 市は既存の橋を撤去した上で、橋脚や橋桁、橋面などの工事を行ってきた。

 新たな橋は延長86メートルで、車道(幅員7メートル)と歩道(同2・5メートル)が整備された。総事業費は約9億円という。

 1日には開通式が開かれ、新井重治市長が住民らを前に「立派な橋に生まれ変わった。地域の発展のために活用してほしい」と話した。住民らが渡り初めを行い、4年半ぶりの通行を喜んだ。

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