<新型コロナ>40代死亡が続く 244人感染…大学のサークルに 冬休み中の星野高校でクラスター発生
埼玉県などは30日、新型コロナウイルスに感染していた40代の男性1人が死亡、新たに244人の感染を確認したと発表した。新規感染者の内訳は県発表が154人、さいたま市47人、川口市33人、川越市4人、越谷市6人。
これまでに確認された感染者は1万3968人(チャーター便帰国者含む)、死者は206人(30日午後6時現在)。
29日午後9時時点の重症者は54人、感染者の入院は782人、ホテル療養259人、自宅療養1483人。退院・療養終了は1万697人。
県によると、死亡したのは戸田市の戸田中央総合病院に入院していた県内の40代の男性で、23日に新型コロナウイルスとは別の死因で亡くなった。同病院の死亡は3人目。
県管轄で詳細が判明したのは10~90代の男女159人。クラスター(感染者集団)関連では、戸田中央総合病院で新たに職員11人、患者2人の感染が確認され、同病院関係は計135人となった。戸田市内の高齢者施設では職員と入所者1人ずつ、計2人の感染が新たに分かり、同施設の関係は10人目。
また、県は県立がんセンターに勤務するさいたま市の30代女性看護師の感染が分かったと発表した。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女47人。クラスターが発生したサービス付き高齢者向け住宅「エクラシア与野」では、前日に続き従業員2人の陽性が明らかになり、入所者、従業員の感染は計37人となった。
同居家族が陽性だったケースは9人で、90代男性はひ孫が陽性だった。40代女性が市内の高齢者施設で感染するなど、医療、介護に携わる男女7人が感染。大学のサークルに陽性者がいた20代女子学生を含め、友人との会食など若者の感染も複数いた。
川口市によると、感染が判明したのは10~80代の男女33人。
川越市によると、感染が判明したのは20~80代の男女4人。うち20代男性と60代女性は職場と家族に陽性者がいた。
私立星野高校(川越市)は計14人の生徒が新型コロナウイルスに感染、クラスターが確認されたと発表した。23日に生徒1人の陽性が判明。その後、29日までに、新たに同じ部活動の部員ら13人の感染が分かった。同校は冬休み中で、1月17日まで全ての部活動を止めている。
越谷市によると、感染が判明したのは10~50代の男女6人。うち2人は家族に陽性者がいた。