埼玉新聞

 

【動画】技術、人気、持ち金も重要…学長の座目指す「大学病院経営ゲーム」 草加の小6横田さんが制作、全国優秀賞に

  • 「小学生大学病院経営ゲーム」のプレゼンテーションをする横田夏向さん=3日午前11時ごろ、東京都港区の品川インターシティホール

    「小学生大学病院経営ゲーム」のプレゼンテーションをする横田夏向さん=3日午前11時ごろ、東京都港区の品川インターシティホール

  • 「小学生大学病院経営ゲーム」のプレゼンテーションをする横田夏向さん=3日午前11時ごろ、東京都港区の品川インターシティホール

 2023年度全国選抜小学生プログラミング大会(全国新聞社事業協議会主催、文部科学省、経済産業省、総務省、デジタル庁後援)は3日、東京都港区の品川インターシティホールで全国大会が開催され、地方大会を勝ち上がったファイナリスト46組が独自のプログラミングで制作したソフトやアプリをプレゼンテーションした。埼玉県代表の草加市立氷川小学校6年の横田夏向(かなた)さん(12)は優秀賞に輝いた。

 全国大会は情報通信分野の専門家ら6人が審査員を務め、発想力や表現力、技術力を総合的に評価した。

 横田さんは21、22年度大会に続き3年連続の全国大会出場。エントリー作品の「小学生大学病院経営ゲーム」は大学教授が大学病院の経営を通じてライバルと技術や人気、経験、持ち金などを競い、学長の座を目指すシミュレーションゲームだ。

 21番目に登壇した横田さんは、大学病院をモチーフに選んだ理由やゲームのセールスポイントなどをアピール。審査員長の平井聡一郎氏は「病院経営に関する要素を全て洗い出し、数値化してシミュレーションできるようにした点がすごい」と感心していた。

 優秀賞の結果に「もう少し上に行きたかった」と悔しさをにじませた横田さん。それでも「いろんな人たちと話せたりして楽しかった」と大会を振り返った。

 4月から中学生。情報セキュリティーの資格取得と電気工事士を目指して勉強も始めるという。「これからは社会にある課題を探してシミュレーションゲームにしていきたい」と夢を語った。

 グランプリは上田蒼大さん(宮崎県代表)の「Be Free」、準グランプリは大塚陽葵さん(栃木県代表)の「みらいカメラ~Take a picture~」に贈られた。

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