埼玉新聞

 

大河ドラマで食べるシーンを期待 渋沢栄一が愛した煮ぼうとうを全国区に 深谷の有志らが普及活動

  • 渋沢栄一が愛した郷土料理「煮ぼうとう」を作る武州煮ぼうとう研究会の根岸祥次会長=深谷市役所新庁舎前

 渋沢栄一は、帰郷すると昔ながらの郷土料理「煮ぼうとう」をよく食べていたと言われている。幅広の麺(約2・5センチ)と、特産の深谷ねぎ、地場野菜の根菜類などを使い、つゆの味はしょうゆベース。打ち粉の付いた生麺から煮込むため、適度なとろみがあるのが特徴だ。深谷では、渋沢栄一の命日の11月11日に煮ぼうとうを食べて遺徳をしのぶ慣わしがあり、市民有志でつくる「武州煮ぼうとう研究会」も熱心に普及活動を続けている。

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