埼玉新聞

 

「少し工面して」おい名乗る電話…信じた女性、現金400万円手渡す被害 おいに連絡し気付く/行田

  • 行田署=行田市長野

 埼玉県の行田署は12月31日、行田市の無職女性(85)が手渡し詐欺で、現金400万円をだまし取られたと発表した。

 同署によると、12月21日午後1時半ごろから数回にわたり、女性方においを名乗る男から「浄水器を販売する仕事に失敗した」「600万円損しちゃったんだけど、少し工面してくれないか」などと電話があった。信じた女性は同日午後3時15分ごろ、自宅前の路上で、金融機関職員を名乗る男に現金400万円を手渡した。12月31日に市内に住むおいの会社員男性(59)に連絡し、だまされたことに気付いた。

 現金を手渡した男は40代ぐらいで、身長約160センチ。体格は中肉で、紺色のジャケット、黒のズボン、白のマスクを着用していたという。

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