ビビる大木さん母校、44年の歴史に幕 春日部・谷原中で閉校集会 笑いの渦、雰囲気を一変させる踊りも
2019/03/15/00:00
今月限りで閉校し、44年間の歴史に幕を下ろす春日部市立谷原中学校(久保田悟校長、生徒数173人)で12日、生徒会主催による「閉校記念集会」が開かれた。在校生たちは新年度から、約800メートル離れた市立中野中に通うことになり、中野中と併合する市立春日部南中学校として新たな歴史を作る。
この日、会場の体育館には大勢の保護者が訪れ、生徒たちを見守った。集会では、久保田校長があいさつに立ち、「谷(や)っ中(ちゅう)は昭和50年4月に開校し、14学級生徒数569人でスタートしました。当時は体育館もなく、2年後に校歌ができました。これまでに8674人の卒業生を輩出し、今月15日に卒業する3年生を合わせると、8749人になります」と述べた。
続いて、生徒代表として生徒会副会長の加納渚咲さんと木村光莉さんが、「44年の歴史に幕を閉じようとしています」などと語った。
最初のパフォーマンスでは、3年生が制作したビデオメッセージが大きなスクリーンに修学旅行や体育祭、部活動などさまざまな場面が映し出され、生徒たちから大受け。会場は笑いの渦に包まれた。
次に1年生が全員で春日部南中学校の校歌を斉唱した。雰囲気を一変したのははっぴ姿で体育館の各出入り口から、会場に走りながら飛び込んで来た2年生たち。自慢の「谷っ中ソーラン」を披露し、軽快な踊りに大きな拍手が送られた。
セレモニーでは、全校生徒が人気歌手グループ、エグザイルの「Love,Dream&Happiness」を熱唱した後、谷原中の校歌を合唱した。
閉会の言葉の後、会場が暗くなり、同中出身でタレントのビビる大木さんがスクリーンに映し出され、生徒たちに谷っ中の誇りを持ち続けるようエールを送った。