西川口で襲撃…友人とカラオケ店に入った会社役員、知人に貸す2500万円を持参 知人から「別の男に金を渡して」と連絡あり、高校生や無職22歳ら4人が現れ現金強奪 友人が通報、4人逮捕 会社役員が選んだ店、なぜか外に1400万円あった
川口市内のカラオケ店の一室で、男性が現金2500万円を奪われ、高校生の男(18)が逮捕された事件で、県警捜査1課と川口署は2月28日、強盗の疑いで、現場から逃走していた21~40歳の実行犯の男3人を新たに逮捕した。
逮捕されたのは神奈川県藤沢市遠藤、外壁塗装業の男(40)と横浜市泉区和泉町、会社員の男(21)、東京都葛飾区新宿6丁目、無職の男(22)の3容疑者。
逮捕容疑は共謀の上、1月14日午後2時55分ごろ、川口市西川口1丁目のカラオケ店の個室内で、会社役員の男性(38)に催涙スプレーをかけ現金2500万円を奪った疑い。県警は共犯事件のため、認否を明らかにしていない。
捜査1課によると、被害男性は知人に2500万円を貸すため友人とカラオケ店に向かったとみられ、入店前に知人から「別の男に金を渡してほしい」と連絡を受けた。その後、個室での取引中に40歳男ら4人にスプレーをかけられた。男性に同行していた友人が110番。男性と4人に面識はなかった。持ち去られた現金のうち、約1400万円は店外に遺留されていた。店は男性が選定したという。
逮捕された4人はそれぞれ面識はなく、闇バイトを通じて集まったとみられる。秘匿性の高いアプリを使ったやりとりの内容から他に指示役や仲介役がいる可能性が高いとみて、県警が捜査している。
■先に18歳逮捕、現場付近にいた(以下、初報記事)
1月14日午後2時55分ごろ、川口市西川口1丁目のカラオケ店の個室内で、会社役員の男性(38)が知人の男4人に現金2500万円を奪われた。川口署は同日、4人のうち相模原市の自称高校生(18)の男を強盗容疑で逮捕した。同署は逃走した3人の行方を追っている。
逮捕容疑は共謀の上、同日午後2時55分ごろ、同店で男性に対して催涙スプレーを使用し、現金を奪った疑い。県警は共犯事件のため、認否を明らかにしていない。男性にけがはなかった。
被害男性の知人が110番。警戒中の警察官が現場付近で男に声をかけ、署に任意同行した。男性は現金を持っていた理由について「貸すため」と話しており、同署が詳しい経緯を調べている。