埼玉新聞

 

<新型コロナ>命と生活を守るため…緊急宣言発令でさいたま市長が呼び掛け 成人式は「もう一度検討」

  • さいたま市長、市民に協力呼びかけ

 埼玉県のさいたま市の清水勇人市長は4日、菅義偉首相が緊急事態宣言発令の検討に入ると表明したのを受けて、記者団の取材に応じ「感染拡大で大きな危機感を持っている。緊急事態宣言は感染を抑止し、市民の命と生活を守るために必要で、そのための宣言と理解している。市としても全面的に協力する」述べた。市民に向けては「不要不急の外出自粛、さまざまな制限の可能性があり、十分理解して協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

 学校の臨時休校については、子どもの感染は家庭内によるものが大半だとして、「実施しなくてもいいのではないか」との見解を示した。飲食店への営業時間短縮要請は必要とした上で、市独自の支援を問われて「国、県の支援がどの程度行われるのかを把握して検討したい」と答えた。

 市は11日に成人式を開催する予定。清水市長は「宣言の検討は重いと認識しており、開催方法をもう一度検討して結論を一両日中に出したい」と述べた。

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