埼玉県は5日、蕨市の「もつ焼 琥珀(こはく)」で食事をした20代男女3人が腹痛や下痢などを訴え、うち2人の便からカンピロバクターが検出されたと発表した。南部保健所は、同店で提供された食事による食中毒の原因と断定し、5~7日の3日間、営業停止するよう命じた。
県食品安全課によると、昨年12月18日に同店で牛もつ鍋、鶏サラダ、焼き鳥、唐揚げなどを食べた9人のうち、3人が20日以降に腹痛、下痢、寒けなどの症状を訴えた。生の鶏肉はカンピロバクターの汚染リスクが高く、今回の食事の一部にも加熱不十分な鶏肉が含まれていたという。