埼玉新聞

 

<新型コロナ>埼玉、2日連続で最多更新 394人感染 クラスターの行田中央総合病院で入院患者2人死亡

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは6日、新型コロナウイルス感染した60~100代の男女4人が死亡、新たに394人の感染を確認したと発表した。5日の369人を上回り、2日連続で過去最多を更新した。感染者の内訳は、県発表が221人、さいたま市82人、川口市49人、川越市21人、越谷市21人。

 累計感染者は1万5939人(チャーター便帰国者含む)となった。死者は230人(6日午後7時現在)。

 5日午後9時時点の重症者は70人、感染者の入院826人、ホテル療養264人、自宅療養2008人。退院・療養終了は1万1853人。

 県によると、死亡した80代と100代の女性は、ともにクラスター(感染者集団)が報告されている行田中央総合病院の入院患者だった。同病院の死者は計2人。

 県管轄で詳細が判明したのは未就学~90代の男女240人。菅野病院(和光市)では職員1人の感染が確認され、同病院の関係者は計107人に、戸田中央総合病院では新たに職員3人、患者3人が感染し、計205人となった。

 県教育局によると、南部地区の県立学校で教職員1人が感染した。校内に濃厚接触者はいないという。

 さいたま市によると、市内の医療機関に入院していた80代無職女性が4日に死去した。心不全や高血圧の基礎疾患があったという。市内の死者は26人目。感染が判明したのは10歳未満の未就学児~90代の男女82人。同市の1日の発表では過去最多を更新した。80代無職男性は5日に救急搬送され重症。90代無職女性は市内の高齢者施設の入所者で、市保健所は検査を進める。

 川口市によると、新たに10~80代の男女49人の感染を確認し、最多を更新した。重症者はいない。

 越谷市によると、市内在住の10~60代の男女16人、近隣市町20~70代の男女5人の計21人の感染が判明した。家族が陽性だった10代の学生がきょうだいで感染するなど、7人が家族や職場に陽性があり検査で感染が判明した。

 川越市は新たに21人の新型コロナウイルス感染を確認。市によると、10~70代の男女で2家族から計4人の感染が確認された。

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