<新型コロナ>新幹線の利用者66%減 JR東、帰省控えや外出自粛要請で減少 近距離の利用者も
2021/01/07/00:00
JR東日本大宮支社は6日、年末年始期間(2020年12月25日~21年1月5日)の管内利用状況を発表した。東北新幹線(大宮―宇都宮間)、上越新幹線(大宮―高崎間、北陸新幹線含む)の利用者合計は前年同期比66%減の108万5千人。同支社は「新型コロナウイルス感染拡大に伴う帰省控えや外出自粛要請などにより、利用が大きく減少した」とみている。
路線別では東北新幹線は67%減の53万1千人、上越新幹線が64%減の55万4千人と大幅に下回った。
同支社管内の近距離券利用者数は、34%減の392万5千人だった。主要駅別では大宮が38%減の63万4千人、浦和は33%減の24万1千人、さいたま新都心が37%減の16万1千人。同支社は「大みそか深夜からの終夜運転を取りやめた影響も出た」とした。
また、JR東日本高崎支社は同日、年末年始期間の管内の新幹線と特急列車の利用客が56万8千人で、前年(157万1千人)の36・1%だったと発表した。
主な観光地の降車人員は水上地区で49・9%、草津地区で40・8%だった。
高崎支社によると、年末年始の輸送人員を発表するようになった2005年度以来、対前年比の減少率が最も高かったという。