<新型コロナ>再び50代死亡…他の年代も 496人感染、年末年始の会食が拍車 大宮東高校など広がる
埼玉県などは8日、新型コロナウイルス感染者を新たに496人確認したと発表した。一日の感染者としては7日の460人を上回り4日連続で過去最多を更新。50~80代の男性6人の死亡も確認された。感染者の内訳は、県発表が277人、さいたま市106人、川口市67人、川越市19人、越谷市27人。
これまでに確認された感染者は1万6895人(チャーター便帰国者含む)、死者は244人(8日午後7時現在)。
7日午後9時時点の重症者は64人、感染者の入院は791人、ホテル療養267人、自宅療養2603人。退院・療養終了は1万2041人。
県によると、死者のうち80代男性2人は戸田市の高齢者施設と深谷市のサービス付き高齢者向け住宅「カーサファースト」の入所者で、それぞれの施設の死者は計3人と同4人となった。
県管轄で詳細が判明したのは未就学児~90代の男女253人。戸田中央総合病院では5人が感染し計230人に上った。行田中央総合病院では1人が感染し計30人となった。
県教育局によると、県立大宮東高校で生徒3人、東部地区の県立学校で教職員1人が感染した。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~80代の男女106人。過去最多と同数で2日連続で100人を超えた。30代女性介護職は、クラスター(感染者集団)が発生した高齢者施設「エクラシア与野」の従業員で、感染者数は計39人となった。年末年始に親族や友人、同僚との会食による感染の疑いが目立っている。市の発表で、環境局の30代女性職員と生涯学習総合センターの40代男性職員の感染が確認された。
川口市によると、4日と7日にいずれも70代の男性の計2人が死亡した。新たに10歳未満から90代女性までの男女67人の感染を確認。重症者はいない。同市保健所によると感染の原因は複数人数による会食と家族内感染が目立つという。
越谷市によると、感染が確認されたのは未就学児を含む10歳未満~60代の男女27人。うち1人は他自治体の住民で、14人は家族から、1人は知人からの感染だった。
川越市によると、10~90代の男女19人の感染を確認。5人が10代で市立中学校の生徒1人が感染し、同校は8日臨時休校した。